コーネルメソッドをブログに適用する方法について考えてみた
はじめに
こんにちは、アノテーションのなかたです。
今回は、「世界一流エンジニアの思考法」という書籍で紹介されているコーネルメソッドをブログに適用する方法について考えてみました。
「世界一流エンジニアの思考法」について
こちらはマイクロソフトのソフトウェアエンジニアである著者の牛尾さんが、「周りの一流エンジニアたちの考え方・習慣・行動について観察し、それらがエンジニアとしてどのように活かせるのか」綴られた書籍になります。
特に「理解に時間をかけることの重要性」や「ミーティングやコードリーディングでは頭の中にメンタルモデルを作ることで理解しやすくなる」などのトピックが私には刺さりました。
何度読んでも気づきを得られるので、ブロックされた問題があればこの書籍を読むようにしています。
コーネルメソッドとは
コーネルメソッドとは、「ノート・キュー・サマリー」という3つのセクションに分けてインプットをまとめていく手法です。
勉強に効率的なノート術として知られています。
ノート・キュー・サマリーとは
私なりの解釈を簡単に表します。
- ノート
解説や補足など、質問に対する答え - キュー
疑問や方法などのトピック - サマリー
自分なりにまとめたもの
ノート・キュー・サマリーに書き起こしていく内容
それぞれのセクションで書く内容と例について簡単に紹介したいと思います。
-
ノート
インプットした内容についてテキストや図・イラストで書き起こします。
例)AWS CLFでは、AWSの基礎知識や各サービスの簡単な概要の理解を認定する。
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キュー
ノートの内容が回答になるような質問を書きます。
AWSについて初心者が体系的に学ぶおすすめの方法は?
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サマリー
ノートやキューの要約を書きます。
AWS CLF認定を取得することで、AWSの基礎を学ぶことができる
アメリカの名門大学発! コーネル式ノート術をやってみたら驚くほど勉強が捗った話。 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
効果的なコーネルメソッドの使い方は?
各セクションに書き起こす際、意識すべき点を書いていきます。[1]
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ノート
インプットした内容について書いていくセクションですが、教科書をそのまま移すような使い方はしません。
1度自分の頭の中でまとめた上でアウトプットするのが重要です。 -
キュー
ノートで書いた内容を思い出すきっかけとなる単語や文章を書くことを意識します。
これによりノートの内容が定着し、思い出しやすくなります。 -
サマリー
ノートとキューを書いた日ではなく、インプットしたトピックについて何回か復習した後に要約を書きます。
コーネルメソッドに期待したい効果について
ブログのスタイルをコーネルメソッドを取り入れたものとすることで、アウトプットの質が高められるのではないかと考えました。
背景として、私はこれまでAWSでの検証内容をブログに書き起こしていました。
アーキテクチャの構築手順を詳細に示すテキストや画像を並べてブログ化し、検証のアウトプットとしていました。
ブログに書き起こした手順や注意点は覚えられた点が効果として実感できましたが、そのアーキテクチャのメリットや工程がなぜ必要なのかなど人に説明できない部分が多くあることに気づきました。
そこで、コーネルメソッドを適用することでこの問題を軽減できないか考えてみました。
コーネルメソッドをどのようにブログへ適用していくのか
1. 最重要部分を抜き出して、タイトルにする
ブログの内容から重要な部分を集め、キャッチコピーのような文章にまとめます。
印象に残ることを狙いとしています。
2. セクションのタイトルは本文につながる単語をいくつか書き出す
具体的な単語を残しておくことで、詳細な知識に辿りやすくします。
コーネルメソッドのキューにあたります。
例)セッションマネージャー接続には、HTTPS
通信が可能である必要
3. セクションの内容に詳細な解説や考えを書き出す
タイトルに対し高い解像度で説明できるよう解説や補足を加えます。
構成図やサービスの仕様を図などでまとめるとより印象に残りやすくなると思います。
コーネルメソッドのノートにあたります。
4. 最後に「まとめ」で要約する
ブログの内容について、できるだけ自分の言葉でまとめます。
コーネルメソッドのサマリーにあたります。
参考
アノテーション株式会社について
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こちらは著者の牛尾さんが記述されている内容を自分なりにまとめております。 ↩︎